金庫に貯蔵酒、入庫式

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小野健商店土蔵前 入庫式会場

 風待ち地区の酒醸造元「角星」と、魚問屋「小野健商店」による金庫貯蔵酒プロジェクトの入庫式が3月15日、国登録有形文化財「小野健商店土蔵」で行われました。入庫式には、両社の関係者はじめ商品購入したオーナー約20人(東京、仙台ほか)が出席。式では、角星の斉藤嘉一郎社長と小野健商店の小野寺健藏社長があいさつ。気仙沼風待ち復興検討会の菅原千栄会長が祝辞を述べた。              

 角星で醸造された純米大吟醸「水鳥記『藏』(1本720ml)を126本。関係者がも守る中、両社長自らの手で丁寧に金庫に納められました。金庫は昭和初期のもので、東日本大震災の津波で土蔵が浸水したが、流出を免れた奇跡の金庫。1年後の令和5年3月15日、藏から取り出される日を楽しみにしたいものです。

 この日午後からは、ともに国登録有形文化財である小野健商店土蔵と角星店舗の見学会があり、ゆっくり風待ち地区を散策しました。

※今回の企画は、気仙沼ビジネスサポートセンター(吉澤貴幸センター長)による企業マッチングにより実現しました。文化財を活かしたユニークベニューの好例かと思います。気仙沼発。全国でも珍しいこの取り組みが気仙沼「風待ち」の新たな魅力となることを期待したいと思います。  

金庫に貯蔵酒を入庫する様子(小野健商店土蔵)
見学会の様子(小野健商店土蔵1階)
見学居合の様子(角星店舗2階ギャラリー)

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